物価に影響を与える指数とは

国民が景気の変化を実感する一番の要因は、日常生活の中での消費行動の対象となるものの価格、つまり物価の変動です。
物価の変動は経済活動の変動に引っ張られる形で起こります。経済活動が活発になって需給がひっ迫することで物価は上昇します。逆に、経済活動が停滞すると、需給がダブついて市場に物が溢れ、最終消費を促す為に物価が下がるのが変動の仕組みです。
市場の商品の物価変動を表わす指標として消費者物価指数があります。これは、総務省が毎月発表する資料で、統計調査を元に作成されています。
この指数は国民の生活水準を知る基準ともなる数値で、経済の体温計とも言われています。例えば、年金の給付水準の見直しは物価変動に応じて対応することが法律で決められており、この消費者物価指数が判断材料として使われています。また、賃金や家賃、公共料金の設定の参考ともなる重要な指標です。
他に、末端消費者ではなく企業間取引の際の商品取引価格を指数化した企業物価指数や、国内総生産を名目値から実質値に換算した、GDPデフレーターという指標も、物価指数の公式統計として利用されています。
これら3つの統計データを、前年比もしくは前月比など、過去の数値と比較して、その変動を表わしたものが物価上昇率であり、インフレかデフレかの判断基準となります。

コメントは受け付けていません。